タトゥーの仕組みタトゥーを正しくケアする鍵は、サイエンスにあります。
タトゥーは、表面にのせたインク以上のものです。肌の第2層である真皮に色素を置く精密なプロセスであり、肌が回復していくなかで、体がその色素をその場にとどめます。
そのサイエンスを理解することこそが、タトゥーを正しくケアする鍵です。それはSKINGRAPHICA®が存在する理由でもあります。タトゥーのある肌を、その一生のあらゆるステージで整え、守り、ケアするために。
仕組み
タトゥーが消えなくなる仕組み。
タトゥーマシンは1分間に数百回肌を刺し、そのたびに真皮へ小さなインクのしずくを残します。
刺すたびに、小さな傷ができます。免疫を担うマクロファージが駆けつけて傷を清め、インクを取り込みますが、インクの粒子は大きすぎて、分解することも運び去ることもできません。
数週間から数か月かけて、炎症は落ち着いていきます。インクはマクロファージや線維芽細胞の中にとどまって真皮に残り、デザインはその上の肌を通して見えるようになります。
深さ
深さがすべてを決める理由。
表皮は絶えず生まれ変わり、古くなった層がはがれ落ちていきます。その下の真皮ははるかに安定しているため、長く残すには、インクがそこまで届く必要があります。
タトゥーを入れられる部位の多くにおける真皮の深さ。ニードルが狙うのも、おおよそこの深さです。
タトゥーマシンが1分間に刺す回数。そのたびに、インクのしずくを残します。
大切なのは2つの層。はがれ落ちる表皮と、インクをとどめる真皮です。
表皮に残ったインクは肌とともにはがれ落ち、タトゥーは数週間で薄れてしまいます。
真皮にできた刺し跡がインクを保持し、ニードルが抜けると同時に、肌の弾力がインクを閉じ込めます。
その下の脂肪層まで押し込まれたインクは、皮下で広がります。これがブローアウトと呼ばれる状態で、デザインがぼやけて見える原因になります。
タトゥーが消えない理由
体は、インクを一生管理し続けます。
一部の色素は、結合組織に安定してとどまる線維芽細胞に取り込まれます。大部分をとどめているのはマクロファージです。マクロファージが寿命を迎えるとインクが放出され、近くの別のマクロファージがそれを再びとらえます。
とらえ、放出し、再びとらえる。この循環は何度も繰り返されますが、タトゥーの見た目は基本的に変わりません。ごく細かな色素の一部はリンパ系を通って移動しますが、大部分はアーティストが置いた場所にとどまります。
タトゥーが長く残るのは、インクが決して動かないからではありません。体が、インクを真皮にとらえ続けているからです。
カラー
色ごとの経年変化。
タトゥーインクは、キャリア液の中に不溶性の色素を含んだものです。色素ごとの化学的な性質によって、長い年月のなかで肌の中でのふるまいが変わります。
多くはカーボンまたは酸化鉄で、最も安定した色です。最も長く保たれますが、非常に古いブラックは、青みがかったチャコールへとやわらぐことがあります。
より明るく、透明感があり、紫外線の影響を受けやすい色です。これらの色は鮮やかさを早く失い、より頻繁なタッチアップが必要になります。
最も早く色あせる色です。白のハイライトは5〜10年のうちに見えにくくなったり、わずかに黄みを帯びたりすることがあります。
多くは黄色と青の混色です。黄色が薄れると青が優勢になるため、アクアグリーンはより青く、あるいはより暗く変化していきます。
時間とともに赤みの成分を失い、青みに傾くことがあります。
かつてのインクは、何でできていたのですか?
かつての多くの色は、鮮やかさと耐久性を重金属に頼っていました。赤には硫化水銀やカドミウム、青と緑には銅やコバルトの塩、黄色にはカドミウム、白には酸化チタンや酸化鉛が含まれることがよくありました。これらは肌の中でとても安定していますが、反応を起こしやすく、赤は長いあいだ、しつこいかゆみや発疹と最も結びつけられてきた色です。
現代のインクは、より安全なのですか?
おおむね、そう言えます。規制と業界基準によって、多くのインクは、印刷やアート用の絵の具にも使われるアゾ顔料やキナクリドン顔料など、人工的につくられた有機顔料へと移行してきました。それでもどのインクも、人によっては過敏な反応を起こすことがあるため、以前に反応が出たことがある場合はアーティストに相談してください。
色が単に薄れるのではなく、変化するのはなぜですか?
色素の色が完全に変わることはまれです。混色の一部がほかより早く薄れたり、粒子が肌の中で散らばったりすることで、わずかな変化が生じます。変化はゆるやかなため、古いタトゥーは、違和感を与えることなく、入れた日とは少し違って見えることがあります。
加齢
タトゥーが色あせる原因と、それを遅らせるもの。
日光は、色あせと色の変化の最大の原因です。インクの質、入れる部位、そしてご自身の肌も関わります。指、手、足など、絶えず摩擦を受ける部位は、ぼやけや色あせが早く進みます。
- 新しいタトゥーは、回復期のあいだ清潔に保ち、保湿する
- 回復を終えたインクを、毎日日差しから守る
- 屋外で長く過ごす日は、SPF50+をプラスする
- 質の高いインクを使う、経験豊富なアーティストを選ぶ
- タトゥーの周りの肌を、すこやかでうるおいのある状態に保つ
- 保護していないインクへの、長時間の日差し
- 回復期に、かさぶたをはがしたり、かいたりすること
- 新しいタトゥーへの絶え間ない摩擦
- タトゥーのある肌への、刺激の強いピーリングや強い成分の使用
- 色あせは避けられないという思い込み
プロトコル
タトゥーのライフサイクルのあらゆるステージに、ケアを。
PRIMEは肌を整えます。LOCKは回復期の肌をケアします。SHIELDはSPF15で、回復を終えたインクを毎日守ります。LUMEは年月を経たタトゥーの見た目をリフレッシュします。いずれもInk-Safe™です。
出典
この情報の出どころ。
研究と参考文献
このページの内容は、免疫の仕組みがタトゥーの色素をとらえる過程についての研究、タトゥーが長く残る理由に関する皮膚科学の専門家の知見、安全なアフターケアについてのメイヨー・クリニックのガイダンス、そしてScientific Americanをはじめとする、インクの成分と色の経年変化についての報道にもとづいています。
このページは一般的な情報であり、医学的な助言ではありません。反応が気になる場合は、医師にご相談ください。




